2017年3月11日土曜日

めっちゃひさしぶりです!



今日は何故か、

「久しぶりにブログを更新してみようかな…」

という気分とそれなりの時間がやってきたので、前回から見ると一年以上になってしまったブランクがついにブレークすることになりました!

何の事だかよく分からない大袈裟な書き出しですが、これだけ間が空いてしまうとなかなか素直には書き出せないのですよ…。

さて、家造りのブログという事で、あれからどうなっているのか?
そこらへんの事をうろ覚えながらご報告しましょう。

実は前回にも書いたように、もうすでにこの家に一年以上住んでいるのですが、なかなか本業の木工仕事や田舎につきものの地区作業的なもの、宴会やら音楽、手品の余興等々で忙しく、家造りの方にかける時間と資金が相変わらず少ないのです。

最近は特に何も変化していない様なのですが、前回のブログでは階段を作る手前まで行っていたので、その続きを取り敢えず。

側桁と呼ばれる階段の段板を固定する斜めの板を仮組しているところです
今久しぶりにこの画像を見て、(こんな事をやっていたのか〜)と新たな驚きです。
55の僕に手紙を書いて、「お前はよくがんばっているよ」と褒めてあげたい気分です。

これは何の作業かというと説明がめんどくさいのですが、階段を上がりきったところの
二階の床梁が階段を上がる途中の人間が180cm以上の身長だったら角に頭をぶつけてしまう
可能性があるため、斜め45度に鋸を入れてカットしているところなのです。
そんな事して大丈夫なのか?と思われるかも知れませんが、安心してください。(古)
実はこの梁のサイズが設計よりも一寸ほど太かったからなのです。

もし近所に住む友人の根津さんが二階に上る事などあった時は
危ないですからね〜。彼はこんな事、慣れているのかな?




側桁を組み立てているところです

踊り場があって反対から回り込んで登る方です。

おや、噂の根津さん(元映画スター)がやって来ましたよ

側桁を柱に取り付ける時にわざと隙間を作っておき、裏側からクサビを
打ち込んで側桁と柱をガッチリと接合するのです。
このクサビは向こう側にもテーパーが付いているので溝からはずれる事は
ありません。ちょっと工夫してみました。

手すりの取り付けです

この手すりと柱の取り付けが設計の悩みどころでした
納めかたが無数にある中で、如何に簡単で頑丈なものが出来るか、
出来てしまった今、毎日見慣れたら別にどうって事無いのですが

階段上の床板もやっと張ることができます。
取り敢えず今日のところはこんなもので善しとしますか。
案外時間がかかるものですね。ブログってやつは!
階段で終わってもた。






2016年1月6日水曜日

お風呂、脱衣所、床張り等


皆様、明けましておめでとうございます!

というわけで、いつの間にやら2016年が明けてしまいました。
このブログも最近はまったく更新されなくなってしまったのですが、とにかくこのところの忙しい日々でどうしようもなかったのでした。

家造りの作業自体はわりと進んでおり、結論を言ってしまえば、現在は引っ越ししてこのセルフビルドの家に住んでいます。

二階に設けた事務所的なスペースでパソコンに向かってこのブログを書いているわけなのですが、完成したのか?というと実はまだまだ未完成で、早急に仕上げてしまわないと問題のある部分が山盛りです。

では取り敢えず、前回のブログの続きですが、いろんな作業工程があったのを超ダイジェスト版で以下、お届けしましょう。


約一年前、一昨年の暮れにユニットバスを設置しました。
リクシル製のちょっと良い奴ですが、ネット通販の激安サイトで
メーカー直送、税、送料込みで¥28万くらいでした。
組立は当初、自分でやろうかと思ったのですが、めんどくさそうなので
問い合わせてみたら取り付け工事費、窓枠キット込みで
総額¥36万くらいだったので全部お任せしました。
で、結果的には大正解です。
これを自分で全部工事するのはずいぶん大変そうです。
やっぱり、餅は餅屋ですな。

さて、ユニットバスが完成した所で、去年2015の年が明け、しばらくの期間は本業の方の締め切りスケジュールが忙しくなり、3月くらいまで家の方はストップしていました。

春になってちょっと暖かくなったところで、1階の掃き出し窓を木製サッシで自作しました。
これはいつものガラス屋さんに眠っていた、サイズ間違い等でダブついた二重ガラスを無料でもらって来たものに上手く帳尻を合わせて窓枠を設計して制作しました。


高さ約2mもあるのでガラスの重みもかなりのものです。
戸車をベアリング入りのものにすれば良かったのですが、
高いので普通の奴にしたら、やたら重いです。
今はもう慣れてしまいましたが。

 さて次は電気の幹線を、ブレーカー総元がある工房の方から地下を伝って家の方まで引く工事です。      
またもや大掛かりな感じですが、約一日で出来ました。
施工はもちろん今井電工さんですが。

家の中の電源が出来たので、色々と作業がやりやすくなりました。こんな事をやっていると、電気がある暮らしのありがたみがリアルに感じられます。

ユニットバスと脱衣所の仕切り壁を作っています。
天井にも使った断熱材を入れてから、高校の時の友人、
高島君に恵んでもらったパイン無垢板を張って仕上げました。

3月の終わりくらいになって、いよいよ一階のフローリングを張る工程です。
材料自体は結構前から準備していたのですが、やっと出番です。
キッチン勝手口辺りです。
あがり框はお隣さんに頂いた欅の年代物を加工しました。
節や割れ等、ちょっと訳ありのものを破格で手に入れたので
よく目立つ所、そうでない所に使い分ける為に四段階くらいに
グレード分けをして選定しました。最後の方は、案の定
なし崩し的に適当になりましたが、それも想定内です。(笑)



先程の脱衣所、壁が張れた所で洗濯機用の水道廻りの
板壁を作っています。

脱衣所の壁、ほぼ出来ました。真ん中の青い部分が蛇口の栓です。

5月の終わり頃になって、そろそろ階段の材料を揃えないといけないなと思い出し、当初はヒノキなんかを予定していたのですが、アカシアの厚板がちょうど使えるくらいに乾燥して来たかな?という事でこれを使うことにしました。
この材料もお隣さんの土地に生えていたものですが、でかい丸太だったので薪にするのももったいない、という事で頂いたのです。

割れも多いのですが上手く板はぎをしたら良い材料になります。
黄色い色あいが珍しいです。


結構ダイジェスティヴにしたつもりでしたが、まだまだ先は遠いですね〜。
続きは又後日、ではこの辺で…。

P.S. 本年もどうぞよろしくお願い致します。
   


2015年10月4日日曜日

一階床張り等

 さて、案の定又何日か経ってしまいましたが、前回の続きです。


床板の捨て張り(フローリング下地)が終わった所で
階段の支柱をたてる為の仕口をまずやっておかないと
後で面倒なことになります。床の足固めに突き刺さる
部分のホゾを作っています。
上下水道の管が床から出る部分

この辺りも断熱材にピッタリの穴をあけてセットした後、捨て張りします。
めんどくさかったな〜。

実はこの床はり作業と並行して外壁にしっくいを塗る作業をしていたのでした。
漆喰にも色々と種類があるのですが、調合が難しそうなのと雨水に滅茶苦茶さらされる部分がある心配から色々と調べた結果、土佐漆喰にしました。
始めから練られているものを、練り直してすぐ使えるものです。
この土佐漆喰は通常よく使われる角又(つのまた)等のノリが入っていなく藁を発酵させてヌルヌルにしたものがスサとノリの役目をしています。
まあ詳しいことは省きますが、水に強いという事です。

いきなりこれを土の上から塗ってしまうと、固まった時にクラックが出やすいという事で、まず4:6くらいの割合で砂を本体よりも多く混ぜて、下地用の砂漆喰を作って塗ります。


パッケージから出した状態。箱の形になってます。

砂を投入して良く混ぜます。パンや麺類などを作っている感覚です。

思ったよりも塗りやすいです。

この壁がガンガン雨水がかかる部分で、とにかく早いとこ
どげんかして具現化せんといかんとです。


屋根の裏側、垂木の間に断熱材を取り付けます
カインズホームに売っていたものが安かったので購入。
足場の上に脚立をたててます。スリリング〜!

さすがに命綱を久々に使っています。
この作業をやったのが去年の11月くらいの感じでしょうか。
かなり端折ったつもりが、なかなか現在にまでたどり着けません。
この続きは又いつか。

2015年9月25日金曜日

まだ建築は続いていたのでした。

Wow!!
 このところ滅茶苦茶忙しい日々で、このブログもかなりご無沙汰でしたが、前回のを見たら何と一年以上経っているではありませんか。

このままでは、気がついたらあの世に行ってしまった…、ということにならない様に、この一年で色々と家造りが進んだ様子をさらっと報告してみましょう。



これは寝室の仮床にしていた合板を外す所ですね。
つまりこれから本当のフローリングを張る所なのです。



なんか、いい感じですな〜。
もう一年以上前の事なので細かい事は忘れましたが、色々と苦労して張りました。
柱の前の所なんかがパズルみたいな感じで非常にやりにくいのです。ごまかしのテクニックが上達しました。


苦労したけど、出来てしまえば何て事無い雰囲気です。

 さて、二階の床が終わったら、次は何をやったのかな?  あ、これです。
一階の床、下地工事ですね。

これが意外に面倒な作業でして…。

要領が良く分からないのと、レーザーレベラーを拝借したいということもあり、又久しぶりに、わいまつ大棟梁に助っ人をお願いしました。

最近の建築では大引受けはほとんど鋼材かプラスチックの床束ですが、
ヒノキの三寸角柱を使います。本格的〜!

レベラーを使って床高さの基準を出します。
あれっ、違ったかな?
基準線は柱に書いてましたね。

根太が乗っかる部分を少し欠きこんでいます。


なんやかんやで根太まで取り付けました。

根太の間に床下断熱材を入れます。
グラスウールのブロックタイプ、MAGというメーカーのものです。


床下は外からの空気がどんどん入って来るので断熱しないと冬場が大変です。

松本に住んでいた頃のボロ家は当然断熱等無かったので、
死にそうに寒かったのです。アレはもう結構です。
グラスウールをセットしたら12mm厚の合板を捨て張りします。
二階の仮床で使っていたものも使い回せます。



この一年間をまとめてUPしようと思ったのですが、案外時間がかかりました。
続きは又明日か明後日か、 C.ブロンソン風に言うなら、
「…Someday」

確約出来ませんが、報告します。


2014年7月10日木曜日

水道工事と建具取り付け

又明日、と前回のブログで予告したものの、すでに数日経過してしまいました。今さらながらのテヘペロという事で…。

さて、基礎コンクリートを打つ工事をする直前に水道の配管を村の水道工事業者さんにお願いしたのですが、あれからほぼ4年を過ぎた今、やっと本格的に上下水道の工事に取りかかっていただく運びとなりました。

トイレ部分の配管です

洗面脱衣所、洗濯機スペースの配管です
下水配管工事中の三島さんはピーウィーハーマンにチョイ似の
男前。仕事が速い、プロ中のプロです。

上水道配管は地面にスプレーでマーキングをしておいて、
バックホーで溝を掘って行きます。
気がつけば、工事は終了していました。
水道工事と並行して、私の方は二階の大開口部建具を制作していました。
窓枠は二間分(約3.6m)の4枚引き違いで外付けにしました。

この材料が建具本体になります。ヒノキの板目で
建具材としてはイマイチかも知れませんが、贅沢はいってられません!
色々と工程は有りましたが、サラサラッと作りました。
奥の小さい枠は他の窓の網戸になります。

これ又、色々と難儀な工程が有りましたが、ガラスも入って上手く
窓枠に建具がはまりました。目前に工場が見えますね。

外に出たらこんな感じです。
後は召し合わせの部分などにピンチブロックという
ゴムのダンパーを取り付けたら完璧です。
二階の大開口に建具がはまったらいよいよ完成間近か、
という気がしますが、室内はまだまだです。
以上、このへんでやっとリアルタイムに近づきました。

まだまだ引っ越しへの道は遠いですが…。